2016.12.24
不動産投資は基本的には金融機関から融資を受けて展開していく事が多いですから、金利は低ければ低いほうが良いに決まっています。
現在の金融機関は、日銀の政策により金利は史上最低と言えるほどの金利水準になっています。
不動産投資を融資で進めている投資家で、金利をかなり低く借りている方は多いと事と思います。
ただ、ここで気を付けないといけないのは、金融機関は、情勢が変われば、必ず金利を上げてくる、という事です。
現在、低い金利で借りているからという事で、かなり低い利回りの物件を購入している人が増えていると聞きます。
例えば、金利が2%で行けたから、利回り7%の物件を購入出来た、というケースですね。
この物件、金利が4%になったらどうなるでしょう?
そうなるかも知れれないから、4%の金利を払っているつもりで、お金を貯めて置く、という方法もあります。
金融機関がもし金利を4%に上げて来ても、そのつもりで預金してあった余裕資金があれば焦る事はありません。
まあ、これも一つの経営リスクと言えますが、不動産投資を融資で展開している以上、この様なリスクは当たり前です。
だからと言って、金融機関の返済をドンドン繰り上げで返済しては、金融機関としては面白くありません。
雨の日に傘を取りあげるのが金融機関なので、別の傘を日頃から用意しておく必要があるのですね。
不動産投資は金額が大きいので融資で進めて、しかも金利は低くして必要はあります。
経費削減は経営者の重要な仕事です!
そのために金利交渉はキチンとしていく必要があるでしょう。
現在の政府の方針、日銀の方針ではしばらくは金利は上がりそうにもありませんが、余裕があるうちに万が一のリスクに備えて準備をしておくことは本当に大切な事です。
そうすれば、会社のBSも良くなりますので、金融機関に対しての見た目も良いですね。
BSが良いと、更に金利交渉もし易くなりますし。
このところ金融機関も、不動産に対しての姿勢も変えて来ていますし、来年は何かしらの変化がある年になりそうですね。
正月休みは、色々な情報収集をキチンと行いたいところです。