借金対策が成功した後のために

2017.01.25

株式会社の法改正があり、1円で起業できるという事で、一時期話題になった事がありました。

 

それで、当時は1円で起業した法人さんも多く存在したと聞いています。

 

でも、これから起業する、特に法人で起業するという方は、少し気を付けた方が良いと思います。

 

金融機関から融資を受けないで、やり通すという気概であれば、その限りではありませんが、それでは法人にするメリットがありません。

 

法人で事業を展開するメリットは、個人の枠を超えて事業展開が出来る事に意味があります。

 

そうですね。

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個人の枠を超えるというのは、そのまま規模が大きくなる、という事を意味します。

 

これは、利益を最大化する、もっと儲けを出す、という点から考えると当たり前の事です。

 

そこでです。

 

事業規模を大きくしようと思う時、どうしても資金面で行き詰る事があるのですね。

 

私の様な、不動産を扱う場合は当たり前ですが、そうでは無くても、普通の小売りでも、資金需要が出てくることはあります。

 

例えば、今流行りのヤフーオークション等のオークションサイトで取引をして、商品を売る場合。

 

自分ひとりで出来る範囲の売り上げなんて、たかが知れてる訳です。

 

月に100万円も売れば、そこそこてんてこ舞いになってくると思います。

 

そんな時に、従業員を雇う、それに伴いもっと売り上げを伸ばすために仕入れを増やす、という事が出てくる訳ですね。

 

そんな時、自己資金が数千万円とかあれば良いですが、無い人が多いのが現状です。

 

そうすると、金融機関から融資を受ける、という事に成るのですが、その時にどんな事業をしているのか調べるために、必要書類を提出します。

 

損益計算書と貸借対照表、それに資金繰り表ですね。

 

そこで、先ほどの資本金1円で起業した場合。

 

貸借対照表の資本の部が、非常に乏しい状態になってしまうのです。

 

下手をすると、債務超過、という状態になる事もあります。

 

如何せん、資本金1円ですから。

 

こういう事を避けるために、どうすれば良いかと言えば、本当に簡単なこと。

 

起業する段階で、資本金を必要なだけ入れる、という事です。

 

先ほどのオークションサイトで小売りをする場合でも、ある程度の仕入れをしますよね。

 

その仕入れ額を想定して、手元にあるお金は出来るだけ、資本金として入金したほうが良いです。

 

例えば、100万円ほど資本金を入れたとしたら、上記の様な小規模事業であれば、債務超過になる可能性は格段に低くなります!

 

そうすると、順調に仕事をしている場合、少しずつでも、資本が増えていく、という感じを金融機関に見せる事が出来ますので、資金調達がし易くなる、ということですね。

 

こういう事から考えると、最初の段階では無理に法人にする必要はないと言えます。

 

クライアントを抱える事業の場合、見た目が悪いからと、無理に法人にする事があるようですが、後の事を考えたら、事業を波に乗せてから、法人化を考えた方が良いですね。

 

何度もここで、言っている事ですが、事業資金として借りる資金と言うのは、個人で借りるお金と性格が違います。

 

世の中のために、多くの人を喜ばそうと、受ける資金ですから、同じ借金でも違うのです。

 

なので、遠慮なく事業規模を拡大して欲しいですし、そのためにキチンと準備をして欲しいのですね。

 

世の中のためにする借金、金融機関から受ける借金というのは、それだけ審査も厳しいですし、そのお金を使う事で、多くの人が喜びます。

 

借金対策という意味でも、事業の中身、組織をキチンと整えて置くことは必要ですね。