借金は金額の問題ではない

2017.02.06

今回のテーマは借金の額ですが、普通は金額が小さい方が気分が楽、と思われるとでしょう。

 

これがですね、そうでは無いのですね。

 

例えば、従業員を30人ほど抱えている会社が抱える3億円の借金と、年収が300万円の人が抱える500万円の借金。

 

これ、どう思います?

 

私は、上記の5億円の借金の方が軽い、と感じます。

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まあ、その会社の業績にもよりますし、業種にもよりますが、私の今の不動産賃貸業の場合。

 

首都圏の物件であれば、一棟で3億円位、行ってしまうものも普通にあります。

 

ただ、その物件からの家賃収入で毎月の返済が余裕で出来て、手残りが充分に出ている場合、3億円という数字は決して大きくはありません。

 

逆に、年収が300万円の人が500万円の借金をしている場合は、おそらく毎月の返済を10万円とかやっても、返済まで5年以上掛かりますので、生活が凄く厳しいと思います。

 

事業をする際には資金が必要です。

 

その資金が比較的大きい場合は、どうしても金融期間からの融資に頼らざるを得ない、というのが実情です。

 

その際に、借金は悪いもの、借金なんて絶対にしてはいけない、と思い込んでいると、収入を増やすチャンスを逃してしまう事になるのですね。

 

よく言われる、良い借金と悪い借金、ってヤツですね。

 

上記の例で言えば、事業で借りる借金は良い借金で、個人で遊行費で借りる借金は悪い借金、という事になります。

 

私が、過払い金請求関係をああだこうだと言うのは、悪い借金をしたのだから、その報いを受けなければいけない、と思うからです。

 

あの法律のせいで、普通に営んでいた金融業者さんも悪者扱いでしたからね。

 

それと、これも以前に話した事かも知れませんが、住宅ローンも、どちらかと言うと悪い借金になると思います。

 

住宅と言うのは、生活の基盤なので、人生においては重要なものですが、その動機が問題と思います。

 

単に、見栄で購入する住宅というのは、どうかな、と思うのですね。

 

それと、資金計画です。

 

今は、住宅ローン判定が緩くて、年収が500万円位の人でも、2000万円位の住宅ローンが通っている状況です。

 

確かに、家を買えば、その住宅ローンの返済のために一生懸命に働く、ということもあるかもしれません。

 

ただ、年収500万円でしかも収入源が一か所だけで2000万円の借金は重いです。

 

更に加えて、若い人でしたら35年ローンが組めたりします。

 

35年間、給料が安定して貰える企業なんて、これからはそう多くはないと思います。

 

住宅を買ってはダメだとは言いません。

 

私も、住宅ローンを組んで家を購入しましたが、無理があってはいけない、と言いたいのですね。

 

裁判所に行けば、戸建てやマンションの競売が本当に、凄まじい数、出ているのですよ。

 

これを見ると、悲しくなるのですね。

 

結婚して、家を構えようとする時には、もっと資金計画をじっくりとして、もっと時間を掛けて考えて頂きたいです。

 

事業を始めるための500万円を借りるのは怖くてやめるのに、2000万円の住宅は、しかも予想が出来ない35年という長い期間で借りてしまう。

 

こういう考えは改めなければいけないと思います。

 

借金は金額の問題ではない、という事で話してきましたが、10億円であろうが、500万円であろうが、2000万円であろうが、その資産背景や資金計画、その人や会社の方針とか考え方で、重みが違うという事を認識して欲しいと思います。