2017.03.11
今朝、NHKの連ドラを見ていて思ったことがあります。
自己破産と言うと、やはりマイナスイメージの方が大きく感じると思います。
私の様な、サービサー経験や、自分の資産が競売に掛けられた経験をしていても、自己破産はある程度のリスクがありますので、慎重になります。
ただ、戦略的な自己破産というのは、私の友人でも実際にアドバイスしているケースはあります。
自己破産すると、家も失いますし、家族も失うかも知れません。
その時の状況により、色々とあると思います。
ただ、周りに協力者がいる場合、家族が理解してくれる場合に限って、自己破産を選ぶ、という選択肢もあると思います。
今朝の連ドラは本当に参考になると思ったのですが、やはり住まいを確保する事が本当に重要ですので、そういう協力者がいる場合は、本当に力強い味方になるでしょう。
親戚でも友人でも良いと思います。
本当に人が良くて、余裕のある協力者がいる場合は、そこに住まわせて頂いて、心機一転、やり直す。
サービサー法や、民事再生法を使う方法と言うのは、残す価値のある事業がある事が前提になります。
その事業が、借り入れが無くても回らないとか、その業界が今後厳しい環境にある、という場合はどうでしょう。
その事業を継続する意味があるかどうか、そういう部分を考える必要があります。
父から受け継いだから、何としも守りたい。
そういう気持ちは痛いほどわかりますが、そこは鬼になって、自分と家族、社員を生き地獄の中に落とさないためにも、決断が必要かと思います。
少なくとも、それまで会社を切り盛りしてきた経営者です。
それなりに経験があり、全てをご和算ににて身を軽くすることで、何か良いアイデアが浮かぶかもしれません。
この様に考えると、気持ちも楽になると思います。
そうなんですよね。
だから、普段からの人付き合いというが重要なのですね。
自分の事ばかり考えて、他人はどうでも良い。
なんてことをやっていては、上記の様な協力者なんて、出てくるはずもありません。
なので、いつも清く商売をする事は、本当に重要な事です。
こういう時に協力してくれる人は、自分にとっての一生の財産になります。
力も沸くでしょうし、心強いでしょうし、本当に素晴らしい事ですよね。
私も、普段からの言動に気をつけ、清く仕事をしてい行きたい、と思わせてくれるドラマでした。