2017.06.06
今流行りのブルゾンちえみではありませんが(笑)、待つ、というのは事業において大切な事だと実感しています。
今は、不動産が高騰していて、買える環境ではないというのはご存知だと思います。
ここ数年で、不動産業界に参入した方で、既に数件の物件を所有している方は、この様な環境はもどかしくて仕方ないと思います。
私も、この数年は物件を買えない時期が続いていましたが、今年の3月に情報が入り、4月にようやく区分を一つ購入できました。
しかも、その案件で念願の地銀とも取引が出来るようになりました。
買えない、というもどかしさは確かにありますが、何でも良いから買ってしまう、というのは事業ではありませんし、投資とも言えません。
事業や投資と言うのは、待つことも重要な仕事だ、と本当に実感しています。
ただ、待つにはそれなりのバックヤードがないといけません。
何もない状態で待つ、というのはただ何もやっていないのと同じです。
待つ、という仕事はある程度の規模になるとか、そういう環境にある会社や個人が、行うことです。
なので、私は以前からも言っているのですが、出来るだけ若いうちに、しかも独身のうちに動いて、40代や50代以降になった時に、「待てる」環境を整えて置くことが重要だと思います。
待っている時期と言うのは、収入がないと、ただ出費がかさむだけです。
なので、比較的安定した収入を確保しておくか、数年は生活できる資金を持っておくとか。
そういう準備が必要ですね。
不動産賃貸業と言うのは、そういう意味では優れた事業だと思います。
よほど辺ぴな場所の物件ではない限り、数年が一気に入居がゼロになる事はありません。
そういう意味では、安定した配当が得られる株式でも良いと思います。
何でも良いと思いますが、そういう基盤を整えて置くことが、「待つ」ために重要ですね。
会社の経営でも全く同じことが言えると思います。
色々な分野の取引先を確保して、数年で一気に売り上げが落ちない様な環境を整える事は、経営上大切な事です。
事業を営んでいると、景気が悪い時期と言うのは必ずあります。
そういう時期に、「待てる」体制が出来ていると、経営は安定しますよね。
ただ、色々な考え方もあって、景気が悪い時期は他が動かないので、そういう時に攻勢をかけるという考え方もあります。
まあ、これも、余裕資金があるから、もしくは融資が受けられる環境だから出来る事なので、出来るだけ早いうちに、そういう環境を整える事が重要ですね。