2018.09.01
この間、シェアハウス問題に関連して不動産業界について、少し話させて頂きましたが、やはりもう少し突っ込んで考えてみようと思います。
その後も色々な情報が入ってきていますが、あんな事件があったのに物件価格はそれほど下落していない、という印象をうけます。
特に区分に関しては価格は安定していますし、一棟物に関しても、売り出し価格は安定してます(価格交渉は出来るかもしれませんが)。
これは業者さんの話ですが、今でも融資を出してる銀行はあると。
その銀行の判断基準に合致している物件は価格が下がらない、という事のようです。
ただ私が思うに、その価格が妥当な価格なら良いのですが、明らかに高いのですね。
融資期間を見ても、築古で25年以上の融資期間を設定していて、金利も3%以上と高いです。
これは憶測ですが、スルガが行っていた融資対象をそのまま取ってしまおう、と考えている様にも見えます。
業績が落ちている不動産業者にとって、そういう金融機関は本当にありがたい存在でしょう。
これを逃してはいけない、という感じでポータルサイトを見ても、最近、案件が物凄く多いです。
しかも利回りが低い!
私もその様なメールを最近多く受けとります(笑)
この様な環境なので私は、当分は物件購入はしない方向で考えています。
今の様な状況が落ち着くころには、物件価格も落ち着くと思うのですね(適正な価格に)。
アメリカの影響からか、株価も不必要に上昇している感じがします。
昔から、株価と不動産価格は連動すると言いますが、理由が違うにせよ、今はその様な状況になっている、という事ですね。
静観する時期だと思います。
それでも、物件を購入し続けなければいけない、という方がいるのも事実。
融資で事業を持たせるというのは、健全ではありません。
融資で拡大する時期は完全に終わっているのに、それをやっているという事は将来が気になります。
この様な時期だからこそ、「足るを知る」という言葉の大切さが分かりますね。