どうやって立ち直ったのか?

どのような経緯から借金整理のきっかけを掴んだのか?

サービサー法を勉強したことで、破産以外の方法があるはずだと信じていた

 

サービサー法の勉強をし、ある程度理解したので、この処理をするために、弁護士に相談しようとあちこち探し始めました。ただ、この当時はサービサー法が施行されたばかりで、この法律を詳しく知る弁護士さんが中々見つからないんです。

 

記憶が定かではないのですが、確か10人くらいは尋ねたと思います。そして、その全ての弁護士さんが、破産を勧めてきました。

 

一応、サービサー法の勉強を少しやっていましたので、「何とかならないのか?」と聞いてはみるものの、「分からない」という事だったんです。

 

この時は、この借金がすべてチャラになるんだから、破産でも良いか、と思ったことが正直あります。

 

でも、勉強していたので、他にもやり方があるはずだ、という気持ちもありました。正直、この気持ちに根拠はありません。有りませんが、自分では信じていたので、悶々とする日々を送る事になるんです。

 

それで、そのまま1年くらい過ぎたと思います。

 

そんなとき、ある機関から通知が届きました。整理回収機構という会社からです。今ではRCCという名で有名ですが、当時は何の会社か分かりませんでした。

 

中の文面には、破たんしたメインの金融機関が、私の債権をこのRCCに譲渡した、という内容が書かれていました。要は、新しい債権者がRCCになったという通知ですね。

 

この時は知りませんでしたが、金融機関がRCCに債権を譲渡する時にマジックがあるんです。後ほど詳しくご説明します。

 

債権者がRCCになるということ

このRCCという会社は、国が100%出資する債権を回収する専門の会社です。

 

例えば1,000万円の借金があったとしても、倒産した会社ですから、その100%の借金を返してもらえる確率は低いですよね。なので、譲渡を受けるときに値引きして債権を買い取り、その額の借金の取り立てが出来たら利益は上がる、という仕組みです。

 

1,000万円を例えば500万円とかで譲渡を受け、600万円の回収が出来たら、100万円の利益が出る、という事です。

 

この500万円の穴埋めをするのも、サービサー法の役目です。
この様なことが解るようになっていたこの時期に、ある書籍を書店で目にします。

 

それは「借りた金は返すな」という、有名な過ぎる書籍。
それで、その場で面談を申し込み、翌週にも会いに行く事になります。

 

 

どんな方法で借金を整理したか?

どうやって立ち直ったのか

ここでは、具体的な会社名は控えますが、この書籍「借りた金は返すな」を書いた人が経営する会社に伺い、私の状況を具体的に説明しました。

 

実を言うと、初めて行った時は、あまり感じが良くなく、一度相談に行ってから、少し間が空いたんです。

 

それは、私がこの時にはある程度の知識が付いていて、「借金は返せない」という意思表示を堅持した方が良い、という事を知っていたので、RCCとはのらりくらりの状態で過ごしていたからというのもあります。まあ、この当時はそれだけ不良債権が多く、本当に緊急性の高い案件から進めていたのでしょう。

 

正直言いますと、私くらいの額(4億円位)だと、それほど大きな数字ではありません。その当時は数十億、数百億なんて当たり前でしたから、小さい案件は後回しになって当然、という事だったんですね。

 

それでそのまま、確か2〜3年位は、RCCに時々報告に行き、現状を説明する、という事をしていました。これだけの数字しかないから返済は出来ません、という説明です。

 

それでも、いよいよ私の債権も本格的に動くことになったのか、担当者が私の営むお店を見に来るというので、一番暇になりそうな日を選択し、来て貰いました。それで、これでは返せないなと納得して頂いて(笑)、その時はお帰り頂きました。確か、お店を訪ねて来たのは、その時だけだったと思います。

 

そうこうしているうちに、RCCからの通知が頻繁に来るようになり、「そろそろ動く時期だ」と再びあの書籍を書いた会社さんを尋ねたんです。そうしたら、RCCも本格的に回収作業に入るようだ、という事になり準備に取り掛かりました。

 

具体的には、RCCがお店のある土地を差し押さえていますので、その物件を競売に掛けます。

 

ここで気を付けないといけないのは、実際に開札までずれ込むと、他の人に落とされる可能性があります。ですから、任意売買で開札になる前に私が買いとる、という形を取ります。

 

ただ、私は「そんな数万円の借金も返せない」という状況を作っていますので、第三者に買い取ってもらい、ほとぼりが冷めたら買い戻す、という方法をとります。

 

そのため、その第三者となる新しい法人を設立し、その法人に新たに融資を付けて、RCCが納得する金額で任意売買で買い取る、という手法を取ります。

 

この時に、駐車場として持っていた土地を売却した資金と、その第三者法人に付けた融資資金で、RCCと折り合いがついたという事になりました。

 

その金額がおおよそ7千万円ほどでしたので、4億5千万から7千万円を引いて3億8,000万円という債権が、無担保債権(担保がない借金)としてRCCに残る事になったのです。

 

これが、3億8,000万円の真相です。

 

要は、総負債から総資産を引いた額、という事です。
全部、差し引きすると、3億8,000万円でした!という事ですね。

 

 

後はそう難しい事はなく、RCCとしては表面上、絶対回収できない債権なので「捨てる」という事で、別のサービサーに譲渡する事になったというわけです。

 

 

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