本日、所有物件を一つ売却しました。
私が、この不動産賃貸業に参入する初めての物件です。
それほど高額ではないので、飼い主様も現金決済でした。
私は、物件を購入する際に融資を使ってでしか購入したことが無いので、少し心配しましたが、全くもって余計な心配でした(笑)
今回は、2200万円程でしたので、現金と言っても預金小切手という形での決済でした。
これは、調べたのですが、当座預金を開設するよりも便利なようですね。
要は、普通預金口座に残高が無いと振り出しできないという小切手のようです。
私も、そのうち現金決済が出来るようなお金持ちになったら利用する機会が出てくるかもしれません。
私の場合、今回で物件を売却するのは2度目なのですが、前回は遊技業を営んでいた土地の売却。
父から受け継ぎ、サービサー問題の際に、他人に渡りそうになりましたが、何とか法人を使い残して、乗り切ったという土地でした。
それでも、見切りを付け売却したことで、良かったと思っています。
今は遊技業界は本当に冬という感じですからね。
それとは違い今回の物件は、私が購入して、そして今回売却する事になった物件です。
それなりに思い入れもありますが、所有期間が4年と5か月という事で、良い経験になりましたね。
不動産賃貸業は売却を経験して始めて一人前と言われますが、これで私も真に一人前になったのかな、という感覚はあります。
ただ私の場合、管理会社さんとかなり深くコミュニケーションを取りますので、少し寂しい気分にはなります。
今日、決済が終わり直ぐに管理会社さんにご挨拶に伺いました。
殺風景な感じになるのかな、と思いきや、担当者さんから「寂しくなりますが、頑張って下さい。」という声を掛けて頂き、少し胸がじ~~んと来ましたね。
そう言えば、私は遊技業を営んでいる時にも、雇った社員やアルバイトの子たちとも親密になれるように、コミュニケーションを取っていました。
なので、何か理由で辞めなければいけない時には、送別会は欠かさず行っていましたし、辞めていく従業員からは、菓子折りを渡されながら、「今までありがとうございました。」という丁寧なあいさつがあり、いつも胸が熱くなったのを思い出します。
不動産賃貸業をよく「不動産投資」という言い方をしますが、投資対象としてだけ見ていると、少し寂しい気もします。
確かに、物件を数十件も所有していると、一つ一つの物件には思い入れは感じないかも知れませんが、それが出来る大家さんとそうでない大家さんでは、私は違いが出てくると思いました。
今日、管理会社さんとあいさつを交わした時に、そう思ったのですね。
お金儲けと言うのは、色々な形態があると思います。
株式投資の様に、会社とは関わり合いなく儲けるというやり方。
為替や、先物もそうですね。
ただ、色々な人が関わりあい、家賃収入や売り上げを上げ、そこから儲けるというやり方もある訳です。
どちらが良い、というのはありませんが、私は後者の方が好きです。
資産防御という事もありますが、それでも私はこれからも人の温かさを大切にしていきたい。
そんな風に思った、今回の物件売却です。